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プロジェクトが苦しい理由

HOP2Eプロジェクト健全化推進会の今村智さんが発行されているメルマガからの引用です。今村さんのメルマガは前から購読してましたが、今回の話は個人的にかなりガツンと来る内容でした。是非とも読んで欲しいと思います。

今日は、何故、こんなにもプロジェクトで苦しんでいる人が多いのか、
さらには、何故、こんなにもつらい気持ちで仕事をしている人が多いのか、
ということについて、真実をお伝えします。
その前に、下岡さんはどうしてだと思いますか?

す
こ
し
考
え
て
み
て
く
だ
さ
い

答えは実にシンプルです。

それは、

あきらめているからです
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「どうせ大変に決まっている」
「仕事だからしかたない」
「上司/部下がダメだから」
「時間が少なすぎるから」
・・・・
・・・
下岡さんは違うかもしれませんが、私が関わってきたプロジェクトや
組織では、こうした言葉をよく耳にしました。

また、私のセミナーでおこなうワークでも、イメージの中で既に

「またうまくいかずに困っています」

なんていう方もいました。
この方は途中で気づいてくれましたが・・・・

でも勘違いして欲しくないのは、ポジティブ思考になりましょう!
ということではないのです。

わたしはポジティブ思考ですし、それが大好きです。
しかし、下岡さんにまでそれを強要するつもりは全くありません。

ただ、あきらめた状態だけには絶対にならないで欲しいのです。

あきらめた状態とは、単に外部環境に対して、自分自身が無力であるという
”解釈”をしているに過ぎません。
そうです。
事実かどうかではなく、”解釈”なのです。

同じ状態にあっても、全く違う解釈をすることが可能ですし、
事実、下岡さんとは全く異なる解釈をする人もたくさんいるのです。

ですから、あきらめたくなったときに、解釈を変えてみてください。

「自分は自分の意思で決めて、今、この状態にいる」

と。

たしかに、時間が無いのかもしれない。
たしかに、上司/部下に恵まれていないのかもしれない。
たしかに、大変なのかもしれない。

だったら、やめてしまえばいいのに、なぜ頑張るのでしょうか?

仕事だから? 家族のため? 生活のため?

みせかけの理由はそうかもしれません。
あるいは、本心からそう思っているのかもしれません。

しかし、だったら、いえ、だからこそ、こういって欲しい。

この仕事は、自分でやると決めてやっているのだ。
家族を守るために、自分でやると決めてやっているのだ。
生活のために、自分でやると決めてやっているのだ。

と。

ほんの少しの違いに思うかもしれないけれど、

やらされ感 と 決意感

とでは、感情、成果、ひいては人生の質が全く違うものになってきます。

そして、決意した瞬間、あきらめていたものが、
本当は行動していなかっただけ
ということに気づくかもしれません。

時間が足りない

とあきらめていたけれど、自分の意思でやると決めたなら、
成果を保障するために必要な時間、人、環境を検討し、
ベストの状態を確保するための行動に踏み出せるようになります。

自分ではどうにもできないことに意識を向けて、
それに対してあきらめ感を持つことは、何の意味もありません。
そうではなく、自分の行動はすべて自分でやると決めてやることが
重要です。

やらされ感で、苦しいだけで終わらせぬよう、
決意を持って行動することで、確実に今までとは違う結果を手にすることが
できます。

プロジェクト推進には当然技術やCMMIなどの手法も大事ですが、それよりもメンバーの能力・方向性・モチベーションを重視する方が良いと個人的には考えています。今回の話はちょっと精神論的な部分もあると思いますが、人間の身体ってココロが病んでいると能力の20%も出せないと思っています。プロのスポーツ選手もそうだと思いますが、ココロの状態を良い位置に維持しておくことは、個人・組織を問わず、結果を求められる人には重要ではないでしょうか。逆にプロジェクトマネージャなどの指揮官は、メンバーがどういう状態にあるかを把握し、それを改善・維持していく、もしくは、そういった環境・雰囲気を作ることが本当の役割ではないでしょうか。