はじめてのフレームワークとしてのFuelPHP
著者の[twitter:@kenjis]さんから献本いただきました。ありがとうございます:-)
遅くなりましたが、ようやく一通り目を通しましたので感想を書いておきます。ちなみに、著者のid:Kenji_sさんの紹介エントリは以下のとおりです。
電子書籍であること
まず本書の最大の特徴は電子書籍であること。ページ数として340ページ弱と結構な分量がありますが、全然分厚くないし重くない!w 当然、スマートフォンやタブレット端末に入れておけば簡単に持ち運びができるので、通勤電車の中で読むのも楽ちんです。
また、URLリンクをそのままクリックして使える(Viewerに依るかも)のはかなり便利だと思います。
構成
構成は「入門編」と「実践編」の2つに分かれており、ざっと
- 開発環境の構築
- FuelPHPの機能・使い方を紹介
- 作ったWebアプリケーションのテストもやってみる
- 具体的なWebアプリケーション(コンタクトフォーム)を作る
という流れになってます。
詳しい目次は達人出版会さんの書籍ページにありますので見ていただければ、と。
全体的な印象
「本書の対象読者」の項には
PHPの経験はあるがフレームワークを使ったことのない方、FuelPHPを使ったことのない方から FuelPHPの初心者の方を対象としています。
本書を読むにあたって前提となる知識は、次の通りです。
- HTML に関する基本的な知識
- PHPの文法など言語仕様に関する基本的な知識
- データベースに関する基本的な知
とありますが、全体的にはこの対象読者を外さず細かいところまで説明してるなぁ、と感じました。通して読んでみて好印象だったのは初出なキーワードに対する説明が多い点です。キーワードで結構詰まったりすることがあるので、脚注で説明やURLがあるのは良いですね。が、一点、オブジェクト指向関連のキーワードについては説明を端折っている印象を持ちました。まあ、「当たり前でしょ」と言われればそれまでなんですが。。。
また、画面キャプチャ画像も多く、操作をイメージしやすいんじゃないでしょうか。また、開発環境の構築もWindows/Mac OS/Linuxとこれだけあれば大丈夫なんじゃないか?というぐらいしっかりしてます(その分ページ量は増えてますが)。
Git
本書の最初のほうでGitをインストールしていますが、FuelPHPを始めとするフレームワーク・ライブラリのインストールにしか使っておらず、作成したアプリをバージョン管理するところまでは含まれていません。